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O L U M N


★ 日本語教師になるには?













































































まず、最近流行(?)の420時間の日本語教師養成講座から...

 私が日本語教師養成講座に受講生として通っていた頃(10年以上前)は、民間(語学学校等)では、まだ420時間のコースというものは存在していませんでした。従って、大学や大学院に通えるほどの額のお金を民間の養成講座につぎこむということはありませんでした。420時間のコースは「日本語教育能力検定試験」が行われるようになってから、雨後の竹の子のようにあちこちの学校でやりだしたものなのですね。
 現在、現役で教えている先生方で、民間日本語教師養成講座を修了した人の場合は、40時間〜200時間ぐらいのコースを受講した後、教壇に立つというケースが多かったように思います。
 もちろんプロとなってからも、ワークショップや研究会に参加するなど、自己研修は欠かせませんが...
 今は、420時間のコースがほとんどなので、受講者の経済的負担も大きく、貴重な時間をけずらなければならないのが辛いところですね。しかし、ちゃんとし
たコースでみっちり420時間勉強するならば、それなりの力と自信はつくものと思われます。
 でも、養成講座選びには気をつけましょう! 中には本当にひどい所もあるのです。宣伝力だけにごまかされないように!

●では、講座修了後はどうなるのでしょうか?


 7、8年ぐらい前まででしたら、進学予備教育の学生が多数いましたので、日本語教師の需要も多くあり、毎日のように新聞(朝日新聞等)の求人広告欄に講師募集の広告が掲載されていました。また、「日本語教師養成講座」をやっている学校が受講生に就職紹介をしてくれるケースもかなりあったので、養成講座出たてでも職を得るチャンスは十分にありました。
 しかし、現在では、教育経験のない者が職を得るのはかなり難しいでしょう。加えて、「文部大臣認定 日本語教育能力検定試験」合格を採用条件として重視する学校(特に、民間日本語学校)も多くなってきました。「就学生教育(進学予備教育としての日本語教育)」の場合は、学生数の減少により、その分野に携わる現役の先生方の働く場さえも失われつつあります。

●しかし、日本語教育界全体で見た場合、全く望みがないというわけでもありません。いろいろとTryしてみれば、何らかの活路が見い出せるかもしれません。以下に記します。

・大学で日本語教育を専攻する。できれば、大学院に進み、日本語教育
 学等で修士を取る。修士以上の場合、日本及び海外の高等教育機関
(大学・短大等)で教えるという可能性も出てきます。
・「国際交流基金」の日本語教師養成コースを受講する。
 かなり難しい試験がありますが、講座修了者のほとんどが海外の
 教育機関で教えているようです。養成コースとは別に、海外に赴任
 する教師の募集も行なわれています。
・国立国語研究所主催の長期研修というものがあり、日本語教師を数多く
 輩出していました。ただし、こちらの方は近々Closeするとの噂です。
・「青年海外協力隊」のメンバー(日本語スタッフ)となって、海外で
 教える。WWWで情報を入手できます。
 ご本尊のJICAの職員となって、日本または海外で教えるという手もあり
 ます。年齢が40才以上で、数年の日本語教育歴があり、加えて海外で
 生活した経験があるならば、シニア・ボランティアとして海外で教える
 という制度があります。ボランティアという名称ですが、ちゃんと給与
(扶養家族手当も)が出るそうです。日本語学校の専任講師の平均賃金
 より高いとのこと!
・海外の事情に詳しい日本語教育関係者から、雇ってくれる学校の情報を
 得る。(教授歴/日本語教育学習歴を問わない所もあるそうです。
 残念ながら、私の手元にはその情報はありません。噂として聞くことは
 あるのですが... ただ、労働ビザや労働条件など、気をつけねばならぬ
 ことが多いようです。) 
・教員免許があれば、中国の教育機関が日本語教師として採用してくれる
 こともあるようです。ただし、月給が日本円で1〜2万円なんてことも...
・日本語教育のティーチング・アシスタント派遣のプログラムに参加し、
 TAとして海外の学校で教える。
 これは、自腹を切って行くもの、ボランティアとして派遣されるもの、
 お金を少々もらえるもの、いろいろのようです。ともに研修があります。
 WWWでも情報を入手できます。
・国内では、最近、技術研修生が増えていますので、そちらの分野で
 就職口を探すという手もあるかもしれません。
・自力でどんどん働く場(プライベート等の)を開拓していく猛者も
 います。

 以上。何かの参考にしていただければ、幸いです。
 WWWにも、たまに日本語教師募集の広告が出ることがあるようです。

 <あとがき>
 
このWeb-siteを開設してから、「日本語教師にどうやってなるの?」という
 ご質問を複数の方からいただきました。その都度、ご返事をしてまいりました
 が、そのテーマでPageを作るのは控えてまいりました。
 しかし、宣伝文句につられて420時間の養成コースに入ったが、不幸にも、良心
 的な所ではなかったため、泣きを見てしまったという話も時々耳にします。  
 そこで、老婆心ながらも、本ページをUpすることに致しました。


 国や地方自治体が在日外国人や帰国者のための教室をたくさん
 開いて、日本語教師をたくさん雇ってくれるようになるといいですね!

97/12/18By Hajime



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